水素自動車を一般道で試乗したレポートをご紹介します。
今からちょうど3年前にあたる2015年のレポートになります。
トヨタ MIRAI(ミライ) 燃料電池車に公道初試乗! TestDrive
燃費
水素満タン4300円で650km走行できるというデータとなっています。
東京と岡山の区間(新東名高速道路)が668km。
4300円で1回満タンにすると、
おおよそ東京から岡山までの距離を走れることになります。
軽量燃料の可能性
1回の満タンで4300円。
これは水素4.3kg分にあたります。
単純に、ガソリンとの対重量比だけで考えると、
ガソリン4.3リットル程度となります。
リッター20Kmの車でも、
この重量のガソリンでは86Kmしか走れないことになります。
距離との比較では8分の一の距離しか走れないことになります。
燃料が軽いことのメリットは、
その燃料自体をドローンなどで運搬するという道や、
ドローン自体の飛行の為の燃料としての道も開かれるものと思われます。
世界初の量産型燃料電池車(FCV)、MIRAIの試乗会が神奈川県・横浜で行なわれた。テストコースではなく、公道での試乗は今回が初めてだ。
気になる走行フィールはというと…。
水素と酸素の化学反応で生じた電気を動力源としてモーターで走るMIRAIの乗り味は、電気自動車(EV)に近い。 が、蓄電池に充電するEVと、FCスタックで電気を生み出すFCVではちょっとした違いがある。
アクセルを踏み込んだ時に、吸気音が聞こえるのだ。発電に必要な酸素を取り込むためだ。
水素ステーションで、給油ならぬ給水素も体験してみた。 カラから満タンまで充填する際の所要時間は約3分だそうだ。
このスピード感は、EVの充電時間と比べると、かなりのアドバンテージと言えるだろう。
販売単位はグラム単位で、価格は1000円/kg程度。122.4リッターの水素タンクを満タンにすると4300円、これで約650km走行できる。
モーターマガジンMovie
燃料の体積
これは、体積にすると、
1気圧0℃で約47000リットル。
これを、約120リットルのタンクに圧縮して詰め込んでいることになります。
約400分の1の体積に圧縮している計算になります。
水素ステーションでこれを満タンにするのにかかる時間は、
約3分とのことです。