映画「よみがえりのレシピ」予告編/自主上映団体を募集中!!

映画「よみがえりのレシピ」が山形県内で上映がスタートしています。ぜひ全国での上映が展開される予定です。

 在来作物は何十年、何百年という世代を超え、味、香り、手触り、さらに栽培方法、調理方法を現代にありありと伝える「生きた文化財」です。しかし高度経済成長の時代、大量生産、大量消費に適応できず、忘れ去られてしまいました。社会の価値観が多様化する現代に、足並みを合わせるように在来作物は、貴重な地域資源として見直されています。在来作物を知ることは、食と農業の豊かな関係を知ることにつながります。そして地域に在来作物がよみがえり、継承されていく姿は、豊かな食を味わい、楽しむ姿であり、地域社会の人の絆を深め、創造する姿であるのです。
 ほんの数十年前までは、多様な在来作物が存在していましたが、食や農業の変化に対応できずに消えてしまいました。しかし、幸いなことに誰に頼まれたわけでもなく、在来作物の種を守り続けている人々がいたのです。そして山形大学の農学部を中心に、調査を進めた結果、山形県内に150種類以上の在来作物が確認されています。自家採種の風習が根づいている風土の背景にある、在来作物の研究者や料理人、そして在来作物を育てる人々の活動や心の交流を知ることで、懐かしくも新しい地域社会の姿、食と農業の豊かな関係に気づくことでしょう。 

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